◆最近、ビジネスニュースなどではスマートフォン一色です。私は簡略した言葉がどうもすんなり受け入れられないため、「スマホ」という表現は好きではありません。もっとも、一部の簡略言葉はすでに受け入れてしまっており、一貫性はないのですが・・・(マクド・スタバ・ネット等々)。

    ◆さて、この冬からNTTドコモの製品ラインナップは、従来の「STYLE」「PRIME」「SMART」「PRO」の四シリーズに加えて、スマートフォン専用の「NEXT」「WITH」シリーズを設け、大々的に販売攻勢をかけています。iPhone4Sの販売にauが参画したニュースは記憶に新しいものですが、ソフトバンク・au両社とも他のスマートフォンラインナップも充実させています。

    ◆一方で、スマートフォンは定期的にインターネットにアクセスし、アプリの更新作業を行います。常にインターネットに接続できる状態にしておくと、通信代が高額になるという問題があります。スマートフォン購入時には、そのような説明を受けず、突然高額の請求が来た、という苦情が消費者センターに多数寄せられるようになったとのことです。

    ◆第一義的には、スマートフォンを販売する側は、当然、スマートフォンが高額の通信代を必要とする機器であることを重点的に説明し、それに対応できる料金プランを提示することが求められます。スマートフォンを販売するだけでは、販売側は責任を果たしているとはいえないでしょう。

    ◆しかし、購入する側にも責任があります。高額の光熱費を請求されないために、こまめに電気を消したり、水道を出しっ放しにしない、という注意は消費者に求められるものであって、電力会社や水道局の問題ではありません。確かに、携帯電話会社の料金体系は複雑ですが、そのサービスを利用する以上、分からない個所はきちんと質問し、料金の仕組みを把握すべきです。

    ◆携帯電話会社は、これまでも最新の製品を半年ごとに投入してきました。「春-夏モデル」「秋-冬モデル」といった形で、製品を一新します。それにもかかわらずスマートフォンの販売に、大きな投資を行う理由は、従来の携帯電話以上に、通信料収入を稼げるからに他なりません。

    ◆NTTドコモはスマートフォン購入時に「月々サポート割」という割引サービスを行っています。スマートフォンを購入すれば、月々1000円前後の割引を24カ月行うというものです。これによって、例えば約50000円するスマートフォンの実質購入金額が約26000円になると謳われています。しかし、この割引サービスを受けるには約2000円以上の通信プランに入る必要があります。

    ◆1000円割り引かれても、2000円以上の通信料が必要になります。スマートフォンのインターネット接続は高額ですから、普通に使用すればすぐに上限の5000円台に跳ね上がります。

    ◆スマートフォンではiモードが使用できず、通常のパソコンと同じサイト閲覧などが可能です。しかしiモードで十分で、主にメールの送受信に携帯を使用している人にとっては、スマートフォンの機能はまったく必要ありません。当然、スマートフォンに対応した高額の通信プランも不要です。

    ◆今年、妻の携帯を買い換えましたが、妻は他の友人とメールする程度ということだったので、スマートフォンではなく、普通の携帯(写真の性能は大幅アップ)にしました。しかし、昔に比べて普通の携帯の種類は激減しました。誰もかれもスマートフォンを必要とする訳ではないので、今後も普通の携帯を普通に作ってもらいたいものです。

    ◆女性の方というと偏見かもしれませんが、少なくとも妻の周囲はどんな些細なことでも電話ではなくメールで連絡するケースが多いようです。私の祖母もメールの使い方は完璧に覚えているのですが、携帯電話に着信があっても電話の取り方を知らないようです。祖母も母も、電話は固定電話、携帯はメール専用にしているようです。このケースでスマートフォンは完全に不要です。

    ◆かくいう筆者はドコモの二台目タブレット無料という誘い文句に乗って、初代ギャクラクシータブ(サムソン製)を購入しました。通信プランは最低2000円から最高額5000円台のものです。しかし、普通にスマートフォンを使用すると、すぐに最高額の請求が来るため、どうせ高い通信料を払うならばポケットWI-FIルーターの方が得と思って、ルーターを購入しました。

    ◆ポケットWI-FIルーターは外出時でもインターネットに接続できる機械です。スマートフォンだけでなく、外でパソコンをインターネットに接続することができます。そのサービスに約4000円の通信料を払うことになります。しかし、そうすると、ドコモに支払う2000円の通信料は無駄です。そこで、一台目の普通の携帯とFOMAカードを交換し、その携帯の通信料に当てました。

    ◆しかし、タブレットは使いにくい。画面が大きいのでメールは打ちやすいのですが、画面が大きいために外でメールを打っていると、側にいる人にメールの内容を見られてしまいそうです。大きすぎるので鞄にいつも入れていますが、メールが来ても気づかないケースが多く発生します。そこで、スマートフォンにすべきかどうか悩んだのですが、やはり通信料が高い。

    ◆電気屋でうーんとうなっていると、イー・モバイルのスマートフォンならばWI-FIルーターと同じ機能があることを知りました。仮にドコモのスマートフォンをパソコンにつなぐと、通信料は10000円近くまで跳ね上がります。しかし、イー・モバイルならパソコンにつないでも5000円以下、ドコモのスマートフォンの通信料より安い。

    ◆かくして私はイー・モバイルのWI-FIルーターの使用をやめ、イー・モバイルのスマートフォンを購入した次第です。それまで、様々なスマートフォンの展示品を試しましたが、私が購入した製品の操作性は十分です。見た目も悪くない。カメラの性能も上がりました。その製品はHUAWEI社のGS02、中国の聞いたこともないメーカーのものです。

    ◆私の普通の携帯はパナソニック製ですが、タブレットは韓国製、スマートフォンは中国製になりました。我が家もすっかりアジアの時代になりました。そして、本日はドコモで大規模なシステム障害。スマートフォン大合唱は結構ですが、実力を伴わない宣伝の結果、売れるのは海外製品ということになっていないでしょうか。日本企業の競争力低下を肌で感じます。


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    2011.12.21 Wed  - 経済 -   コメント 0件

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